現代広告の心理技術101 実践編 『恐怖を使って売る』
結局、我々は商品を売ることが目的ですよね? この本を参考にチラシなどを作ると、反応があがり、売上げをアップさせることも夢ではありません。
この本を参考にチラシや販売サイトを作ったら、問い合わせが殺到して、興奮のあまり夜眠れなくなったこともあるくらいです。
問い合わせが殺到したときのお話し
ある士業向けに、教材の冊子を作りました。
専門書のようなものです。
最初は売れるかどうかわかりませんでした。全く自信はありません。
そこで、「現代広告の心理技術101」を参考にして、発売のお知らせを作りました。
最初はFacebookとメールでお知らせしました。夜の7:30ごろ。
30分もしないうちに最初の注文が入りました。
「やった。売れたぞ!」
喜んだのもつかの間、また次の注文が。さらにまた次の注文も入ります。
そのあと、あれよあれよと注文が殺到して、次の朝には注文が100件を超えました。
そのときは、一緒に販売をした仲間がいて、その人とのメールのやりとりが残っていました。
メールを打ちながら、とても興奮していました。
これすごいですよ。楽しくて、やめられないです。
〇〇さんからがんばっていただいて、今日中に、サイトを作ってくれたので、僕もがんばって、今日中に告知文を作りました。
ホント、楽しくてしょうがないです。
こういうのは勢いのあるうちにやりたいですからね。
明日になったら今日のアクセス解析の結果を報告します。
ホントに楽しいです。
ホント、これは、やめられないです。
その後も続々注文が入り、興奮してその夜は寝付けませんでした。
そして、一晩明けて
よく見たら、FAXの注文も8件入っています。
まだまだ、増えそうです。
わざわざ印刷してFAXするか~と考えていましたが、
たしかにメールアドレスなどを教えたくないという人はいますよね。
うーん、色々と勉強になります。
では、そのとき、どんなテクニックを使ったのか?
恐怖という要素 -恐れを誘って売る-
~「現代広告の心理技術101」より引用~
どんなに頻繁にシーツを洗濯しても、あなたのベッドは虫の温床だ。
見るも恐ろしいカニのようなダニが何千匹といて枕やマットレスにドンドン卵を産み、あなたや家族は年中アレルギーに苦しめられる。
あなたが寝ている間にダニははい回り、あなたの表皮の薄片を食べ、あなたの肉の水分を吸収する。
しかも事態は日に日に悪化している。
2年使用した枕の重さの10%は、実はダニの死骸とその排泄物だということをご存じだろうか?
つまり、あなたと家族は毎晩、虫のトイレの中で眠っているということ。
実は、生きたり死んだりしている虫やそのおびただしい量の糞便に包まれて就寝しているのである。解決方法は?
プログセム防ダニ・マットレスカバーと枕カバーで、ダニの侵入によるアレルギー症状を軽減できる。
目の詰まった特別な生地は、微細なダニがマットレスに侵入し、巣を作り、産卵するのを防ぐ。
あなたの家族が安心して眠れるうえ、値段もお手頃。プログセム防ダニ・マットレスカバーはわずか60ドル。
枕カバーは10ドルもしない。
どちらも様々なネット通販で購入可能だ。
いかがでしょう。
プログセム防ダニ・マットレスカバーと枕カバーが欲しくなったのではないでしょうか?
「現代広告の心理技術101」では、恐怖を使って売ることを、一番最初にかかげています。
つまり、一番効果があるからでしょう。
なぜ、恐怖は効果的なのか?
理由は「ストレス」をもたらすから。
恐怖はストレスをもたらす。そして、ストレスを受けると何かしたいと思う。
とのことです。
あなたも、恐怖でやられていませんか?
満員電車はインフルエンザやノロウィルスなど、様々な菌がうようよいるから、マスクをしろとか。
医者から、「このまま放っておいたら大変ですよ」と言われ、効いているかわからない薬を飲み続けるとか。 果ては、占い師から「あなたの先祖の因縁で今の不幸があるのです」といわれ、80万円の壺を買わされたとか。 |
私も、冊子を売るチラシでは「恐怖」を使いました。
士業と言われる専門家の恐怖は、相談を受けたとき答えられないこと。
「わかりません」とは言えないのです。だってそれじゃ専門家でないですから。
でも実は専門家でも知らないことはけっこうあるのです。上手く乗り切っているだけ。
ですから、チラシではこのように書きました。
「あなたは、次のような相談を受けました。どのように答えますか?」 |
このように書き出すと、専門家は「自分はわかるはずだ」と思い、つい先を読みたくなります。
そして、実際にありがちな相談事例を載せ、実はけっこう難しいことを紹介します。
そのとき、チラシを読んだ専門家の頭の中は、
「え、そうだったのか。まずいな。知らなかった。」
となっているはずです。
さらに、
「冊子では、他にもこんな内容も取り上げていますよ」
と続けるわけです。
そして、「どうしよう。買わなきゃ」と思わせたところに、
注文はこちら。ネットでもFAXでもOK。 |
と続けました。
「そんなに高くないし、買わなきゃ」
そのようなお知らせをFacebookとメールで流したら、注文が殺到しました。
解決型の商品は、「恐怖」が使える
あなたの商品やサービスが解決型なら、「恐怖」は使えます。
健康食品、アンチエージング、から火災報知器までみんな、恐怖を使っています。
家の耐震構造だって、「普通の構造では、震度7ではぺっちゃんこになりますよ」と恐怖をあおって売っていますよね。
パソコンのウイルス対策ソフトだって、「感染したらあなたの大切なデータはパーです」と恐怖をあおっています。
「私の商品はすばらしい。良いものはわかってもらえるはずだ」では、買う動機にはつながりにくいのかも知れませんね。
あなたも、自分の商品やサービスが問題解決型なら、「恐怖」をイメージさせれば反応が変わるかもしれません。
「恐怖」の使い方。私はこの本で学びました。
「現代広告の心理技術101」では、他にもたくさんのテクニックがありますので、それはまたの機会に紹介しますね。
[…] 前回の記事(といっても、3ヶ月以上前ですが(汗))で、恐怖を使って売る方法を紹介しました。 […]