起業するとき、一番大事なことは?
起業を決意すると、自分が経営について
ほとんど無知なことがわかります。
そこで、いろいろ勉強を始める。
・日々の会計のやり方
・経営計画の書き方
・従業員のモチベーションの上げ方
・組織のマネジメント方法
・会社の設立の仕方
・従業員の社会保険の加入の仕方
etc.etc.
本屋や図書館に行けば、これらを学べる本はたくさんあります。
ネットで検索しても、たくさんヒットします。
セミナーもたくさんあります。
無料なものから有料なものまで。
これだけ勉強したんだから、大丈夫だと
意気揚々です。
しかし、独立して起業をすると、
あることに気づきます。
「来客が全くない・・・(汗)」
これ、特に士業でありがちな現実・・・(汗汗)
士業の人って、自分に高い専門性があれば、
お客さんは(宣伝をしなくても)勝手に来ると思っているから。
会社が立ちゆかなくなるときは、どんなとき?
帳簿がつけられなときではありません。
会社の設立の仕方がわからないときではありません。
PCのソフトが上手く動かないときではありません。
Faceboookで「いいね」の数が少ないときではありません。
お金の支払いができないときですよね。
売上げが上がらなくで、
会社にお金がなくなったときですよね。
ですから、そうならないためには、
とにかく売上げを上げる必要があります。
しかもちゃんと利益が出るレベルで。
起業をしたとき、まず考えなければいけないことは。
売上げを上げる。つまり集客です。
利益が出るようなお客さんの数を
いかに早く集めることができるかが重要です。
ではマネジメントとかは必要ない?
最初の段階では必要ないです。
立ち上げたばかりの時は、
就業規則とかなくても会社はつぶれませんから。
起業して第一段階は、まず売ること
利益が出る、つまり、あなたに給料が払える
お客さんの数を早く集めることが重要です。
これすごく大事なので、もう一度。
あなたの会社が回る最低限の
お客さんの数を早く集めることが重要です。
固定客が10人の場合と、50人の場合とでは
売上げが違います。
定期的にDMを出す見込み客(自分の商品に興味がある人たち)が
100人の場合と500人の場合とでは、
売上げが違います。
では、どうやって集めるか?
この記事で紹介しています。私のやっている方法もこれ。
このやり方、多少お金がかかります。
全くお金をかけない方法もあります。
ある葬儀会社は、
自分の店舗の半径1.5kmの住宅を一軒一軒、何度も回って、
会社の理念を徹底的にお話しして回りました。
それで、その会社は一部上場まで果たしました。
ある電子マネーを開発した会社は、
取引したい会社に、何の用事もなくても毎日訪問しました。
しかも何ヶ月も。
今では、多くの人が使うウェブマネーを作り出しました。
こういった情熱があれば、
お金を使わなくても、すごい事業を作ることができるのでしょう。
(私はここまでできませんが)
固定客や見込み客を何人集めることができるか?
それは、あなたの商売の内容や商圏の人口で限界があります。
そうするとどこかで売上げが頭打ちになる。
それで、次の第二段階にすることは
「新商品」を世に送り出すこと。
関連する商品の提供です。
整体師なら、最初が整体のサービスで、
第二段階は腰痛ベルトとか、体操のDVDとかになるのでしょうか?
または、第二の店舗をだすとか。
弁護士なら、最初が法的サービスの提供なら
第二段階は、内容証明を自分で書けるような
DVDの販売とかになるのでしょうか?
もちろん、第二の事務所を出すこともあり得ます。
このように、新商品を世に出すことが第二段階です。
第三段階は、マネジメントがとにかく混乱する(らしい)。
そうなったら、組織論や会社の業務プロセスの管理方法の
やり方を学ぶ必要があります。
ここでようやく組織論などのマネジメントなどが出てきます。
部長や課長クラス以上が50人くらいを超えてからの話しらしいです。
売上げ規模で10億から50億くらい。
第四段階は、自分をクビにする。
会社の成長に自分が障壁になるらしいです。
有能な人に会社を任せて
自分が何もしなくても会社が回るようにする。
このように、事業の規模によって、
社長として取り組まなければいけないことが変わってきます。
しかし、本屋に行けば、
組織論の話はある、
マーケティングの本はある、
モチベーションの本はある、
顧客満足の本はあるで
何を勉強したらいいかわからないです。
自分に今必要なことを学んでいかないと
大いなる時間の無駄です。
マーケティングの本といっても、
SWOT分析の本からポップの書き方の本まであります。
(SWOT分析については、ネットで検索すれば
たくさんヒットすると思います)
どれを読んだらいいか?
とにかく、起業したばかりの時は、
一人のお客さんがお店に来て
「これ買います」といってもらうこと。
それから、商品に興味がある人のリストを
どうやって増やすかが重要
マネジメントやSWOT分析みたいな難しい本は後です。
起業したばかりの時は
まずは集客。そして、買ってもらうための作戦。
・ダイレクト・レスポンス・マーケティングで見込み客を増やす
・そのためのチラシやサイトの書き方やまき方
・POPの書き方
・店の前の立て看板
・お客様アンケートの取り方
・リピート購入してもらうための作戦
などの方法をまず学ぶべきです。
あ、あともう一つ。
当たり前だけど、お店をきれいに掃除する。
だって、お店がちょっと薄汚れていたら、
入りたくないですもん。
流行っている、ファミレスやコンビニで
汚いお店はありません。
【PS】
事業には4つの段階があって
そのときで取り組みことが違うというのは
「大富豪の起業術」
という本で学びました。
自分の事業で、自分が今、何に取り組むべきなのかが
明確にわかりました。
上のリンクは上下巻の2冊セットです。
起業したばかりの人は上巻だけで十分です。
(て、言うか、下巻まで必要な人はかなり少ないと思います。)
上巻だけならアマゾンで中古本が手に入ります。
価格も半分以下です。
大富豪の起業術 上巻
【PS2】
それでも、会社を作る手順を知りたい人は、
「会社の設立方法」
などのキーワードで検索すると、たくさん出てきます。
もちろん私も士業なので、その点では一応プロだけど、
このサイトでは、紹介しません。
しかもネットで見つかる人と比べると
私は3~10倍の料金を請求しています。
なぜ、そんなことができるのか?
それは、この本をかなり参考にしています。
↓
世界一ずる賢い価格戦略
タイトルは「ずる賢い」とありますが、
全然ずる賢くないです。
正攻法です。
スポンサーリンク